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やすひさの独り言 Yasuhisa's Soliloquy 今一番伝えたい考えや想いをお伝えいたします

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2006/02/09(木) NO.425号 

ミュンヘンでは熱い議論が展開(2月9日)

 4日(土)、5日(日)と第42回ミュンヘン安全保障会議が開催された。冒頭、ドイツの新首相メルケルが基調講演、そしてラムズフェルド米国防長官のスピーチと続く。セッションは「欧州と米国:岐路に立つパートナーシップ」と題し、続いて英・仏国防省がスピーチ。以後、「国際平和の確保におけるNATOの将来の役割」、「国際協力による紛争解決方法」のセッションで一日目は終わる。二日目、まず「ロシア、欧州、そして世界:安全保障政策における協調の可能性」とのセッションで、ロシアのイワノフ外相、シュタインマイヤー独外相、米国のゼーリック国務副長官がスピーチ。続いて、「アジアのグローバルな外交・安全保障の関心」とのセッション、中国共産党の張志軍中連部副部長、インドのナラヤナン安全保障担当首相補佐官に続き、私もスピーチ。数年ぶりのアジア問題のセッションだそうだ。

 午後のミュンヘン発の便で直ちに帰国の途につき、6日(月)の昼、成田着。成田も雪だった。

 月曜日から衆議院予算委員会が続いている。外務大臣への質問がある際には、委員会に同席が原則。間を縫って様々な外務省レクや、法務省、厚生労働省、公正取引委員会等々他の役所からの説明も。昨夕、愛媛県選出国会議員の会があり、3月の自民党県連大会で、私が次期県連会長となることが決まる。今日の午後、自民党対外経済協力特別委員会・海外経済協力に関するワーキングチーム合同会議が開催され、JBICのうち円借款部分をJICAに移し、残る国際金融部分は、新たにできる一本化される政府系金融機関に統合される方向性が確認される。私は、旧輸銀部分の経験、知識、人材をどう確保し、レベルの高い国際金融のサポート機能をキープする仕組みにの重要性についてかねてから指摘してきたが、この方向性が現実化するなら、いよいよ真剣に考えなければならない。

 来週は、エチオピアにて「TICAD平和の定着会合」が開催され、私も議長役で参加の予定だ。恥ずかしながら、初めてアフリカを訪れる。