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やすひさの独り言 Yasuhisa's Soliloquy 今一番伝えたい考えや想いをお伝えいたします

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2006/01/05(木) NO.420号 

アジア政策等について意見交換のため訪米(1月5日)

 早朝5時からの水産市場、6時半からの青果市場での初競りに出席の後、松山空港から上京、羽田から成田に移動し、11時過ぎの便で米国ワシントンに向かう。

 先月、初めて開催された東アジアサミットの結果等について、米国政府要人との意見交換が主な目的だ。もちろん、北朝鮮問題や国連改革なども議題となろう。

 ワシントン到着後、日本のマスコミ関係者と昼食後、CSISのキャンベル副所長を訪問。アーミテージグループながら民主党系とあって、現米国政府の対東アジア政策に関し注文も付く。日本や東アジアへの政権内のキーパーソンが誰かについて貴重なアドバイスを頂く。

 続いて北朝鮮との6者協議を担当するヒル国務次官補を訪問、現状分析、今後の方針、協調行動などについて意見交換をする。同時に横須賀市での殺人事件についても、仮に米軍人の犯行である事が判明したときには、起訴前の身柄引き渡しを含め好意的な考慮を払う事を要請。

 その後、かつてNSCのアジア担当上級部長を務めたトーケル・パターソン元国務次官補代理を、現在勤務するレイシオン・インターナショナル社に訪ねる。広くアジア全般にわたって極めて有意義な意見交換となった。驚いた事に、私が高校生時代AFS生として一年間お世話になったカリフォルニアのホストマザーがワシントンにたまたま来ており、パターソン氏が昨日会った際に私の訪問を伝えてくれ、お母さんから連絡先の入ったメッセージを私に渡してくれた。2人はかつて同じ教会に通っていて知り合ったそうだが、世界は本当に狭いものだ、とお互い、感慨を深くする。早速夜に電話でアメリカのお母さんと話し、明日、ホテルで会う事になった。サンフランシスコ講和条約50周年式典で会って以来の久し振りの再会だ。

 夕食を、旧知のデイビッド・アッシャー氏とともにする。彼はヒル国務次官補の前任だったジム・ケリー元国務次官補の特別顧問として、北朝鮮問題全般を見ていた。実に楽しい、本音の話ばかりの夕食だった。