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やすひさの独り言 Yasuhisa's Soliloquy 今一番伝えたい考えや想いをお伝えいたします

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2006/03/14(火) NO.429号 

会計基準のコンバージェンスが急進展(3月14日)

朝8時より、自民党本部にて企業会計小委員会が開催され、会計基準の世界的統合(コンバージェンス)問題が取り上げられる。米国SEC(証券取引委員会)・FASB(連邦会計基準委員会)とIASB(国際会計基準委員会)との間で、これまで以上にコンバージェンス作業をスピードアップさせる、との覚え書きが2月に交わされた事や、日本もEUとの間でのこれまで進めてきた対話を加速すると共に、米国FASBとの間でも遅ればせながら5月から会計基準の差異縮小へ向けて議論が始まる事、などが披露される。米国・欧州間の素早い動きについては、今月初に外務省に私を訪ねてくれたIASBのトウィーディー議長から聞いていた。

 私からは、米国と欧州が明確な期限を切り、予想以上のスピードで会計基準の相互承認へ向けての歩みを加速させることにコミットしているのに対し、日本はコンバージェンスプロセスの期限も切らず、コミットの姿勢も不明確である事を指摘。さらに、このままでは日本の資本市場のみならず、日本企業・産業が世界の流れから取り残される虞れがある事を特に強調した。日本の決断が急がれるのだ。

 今日の会計小委での議員発言の殆どは、コンバージェンスの中でも日本の業界が心配するリース会計基準についての指摘だった。しかし、事は一業界の問題に留まらず、大きな世界の流れの中における日本の位置づけだ。日本が世界の動きについて行けるかどうかの分かれ道に来ている。「たかが会計基準、されど会計基準」であり、まさに国益そのものがかかる問題なのだ。国家としての大きな議論と決断が必要だ。

■スイス、英国に向かう■

 昼過ぎの成田発フランクフルト行きの飛行機便に乗る。まず、スイス・バーゼルのBIS(国際決済銀行)に行き、15日に日本とBISの間の協力関係に関わる法的問題についてナイト総支配人などと協議を行う予定だ。16日にはロンドンに移り、私が日本側議長を務めてきている「日英21世紀委員会第22回合同会議」に参加する。議論の主なテーマは、日英の政治・経済情勢、エネルギー問題、移民と多文化共生社会の課題、中国・インドの台頭、だ。日本側参加者一行によるブレアー首相、ストロー外相への表敬訪問も予定されている。19日には帰国する。

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