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やすひさの独り言 Yasuhisa's Soliloquy 今一番伝えたい考えや想いをお伝えいたします

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2007/10/17(水) NO.445号 

GLOBE International のモーリー会長と再会(10月17日)

 昨日、本年3月に官房長官として官邸で初めてお会いした、GLOBE International
(地球環境国際議員連盟)のモーリー会長らと再会、有益な意見交換をする。つい先日、私も GLOBE Japan (会長:谷津義男衆議院議員)の幹事に就任した。

 モーリー会長は、本年5月に安倍総理が打ち上げた「美しい星50( Cool Earth
50 )」をよく理解してくれていた。長期戦略、ポスト京都議定書の枠組み構築に向けた「安倍3原則」、新たな資金メカニズムなどを高く評価。今後、困難が予想されているポスト京都に関する国際交渉において、安倍提案が必ず貢献するであろう事、またこれまで地球温暖化問題に前向きではない、と見られていた中国、米国、インドの主要排出国を日本が突き動かし、いずれをも地球温暖化対策に関し前向きな姿勢に転換させたこと、などはこの問題の大きな転換点としてやがて歴史の評価を受けるだろうとの意見に今までの苦労が報われる思いがした。更に、新たな資金メカニズムに関しても、具体的スキームの帰趨に強い関心を持って質問をされ、地球環境問題に関して安倍路線を踏襲する福田内閣の今後の貢献にも期待していた。

 今後、GLOBE International としては温暖化問題に関する企業経営者との対話を来春欧州にて計画しており、その上で北海道洞爺湖サミット(7月7〜9日)寸前の6月下旬に、日本で総会を開催する予定だ。モーリー会長らは、サミットに向けて、日本がリーダーシップを発揮して成果を出していくことを強く望んでいた。

 このような海外からの政策面での安倍内閣への高い評価を聞くにつけ、国内政局に流されずに、政策実績に対する冷静な判断を国民に求めていくことがいかに難しいかを痛感する。