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やすひさの独り言 Yasuhisa's Soliloquy 今一番伝えたい考えや想いをお伝えいたします

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2009/05/23(土) NO.524号 

日本が自分で決断する時代(5月23日)

 昼前、松山市内の集会所で開かれている料理教室に参加させてもらった。いつもの皆さんが集まり、今日は肉じゃがとハムサラダ、あさり汁などがほぼ完成、丁度食後のお菓子として、松山周辺にしかない「りんまん」作りに汗を流す。この「りんまん」は雛祭りや春のお彼岸頃に松山周辺でのみ作られる郷土のお菓子。耳たぶくらいの厚みの上新粉の皮で小豆のこし餡を包み、上に鮮やかなピンク、イエロー、グリーンに着色された餅米を乗せ、せいろで蒸し上げたもの
(参考「愛媛の郷土料理100選」
http://shop.ehime-iinet.or.jp/kyoudo/ryouri/kawauti/kawau2.htm )。
私もいくつか作ってみた上で、ひとつ頂く。おいしい!
 
 午後1時半からサン・プロなどでお馴染みの田原総一朗さんが松山市内のホテルで、経済人主催の「日本の明るい未来を議論する会」において講演。続く対談に私も参加させてもらった。圧倒的な軍事力と金融・経済力を誇ってきた米国の一国支配体制が、イラク問題とサブプライムローン問題で崩壊し、米国の後ろからついていくのが基本であった日本は、初めて日本の進路を自分で決めなければならなくなっている。折しも、地球温暖化など、世界は急速に変化し、日本の強みを活かしながらアジアの中で日本復
活の道を探るのは、まさに政治の仕事だ、というのが田原さんの結論。

 私も、大きく変化する世界の中で日本が生き残るためには、日本の経済社会・産業の大構造転換が今こそ必要であるとともに、地方の再生のための産官学協力推進による経済活性化、分権改革、税制改革などが不可欠。そしてなによりも政治が未来ビジョンを
国民に示して進路を決断、改革断行することが重要であることなどをお話した。600人近い参加者も、裏話を含めた田原節を堪能すると共に、愛媛と日本の将来に光明を感じて頂いたようだ。