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やすひさの独り言 Yasuhisa's Soliloquy 今一番伝えたい考えや想いをお伝えいたします

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2009/06/04(木) NO.527号 

天下り・渡り全面禁止に向けて(6月4日)

 衆議院本会議後、党本部にて「天下り・渡り全面禁止」に向けた会を開く。既に先月28日、「士気の高い霞ヶ関の再構築を実現するための研究会」において、議員立法「幹部公務員法案」提出を含む「天下り・渡り全面禁止」に向けた決議(http://www.y-shiozaki.or.jp/utility/information/090604.html 参照)の賛同者を自民党国会議員全員に募り、署名を得た上で党執行部に提出しよう、という方針で一致していたが、今日はそのための呼びかけ人の集まりだ。57名のうち29名が本人出席した。

 安倍内閣以来、自民党こそが公務員制度改革を法改正を伴って実行に移し、百年の一度の大改革を進め始めた。昨年は公務員制度改革基本法を民主党も賛成の上で修正・成立させたが、今国会において、内閣による幹部人事の一括管理という、各省割拠主義を根絶する新たな仕組みを含めた法改正を成し遂げ、既得権益と決別をした、やる気に満ちた新しい霞ヶ関をいよいよ作り直す大きな歩みを実現しなければならない。

 我々の議員立法は、内閣提出の法案を補完しながら改革の全体像を政治の側から示し、実現するものだ。従って、既に内閣から提出されている「国家公務員法の一部を改正する法律案」については、一日も早く衆議院で審議入りをしてもらいたい。その上で、我々の議員立法案を下敷きに民主党とも話し合い、今国会で法律を成立させることが重要だ。民主党は、「自民党内が割れているから審議入りできない」などと、審議引き延ばしを図っているようだし、マスコミでも「公務員法案は廃案に」といった報道振りに見られるように、相変わらず古き官僚や労働組合、人事院など霞ヶ関の既得権益にしがみつく勢力や連動する政治家が跋扈し、しきりに改革前進の妨害のためのリークなどの工作が行われているが、明るい日本の未来のためには、この勢力に負けてはならない。

 ここは一人でも多くの自民党国会議員の「天下り・渡り全面禁止」に向けた決議への賛同署名を集め、自民党行革推進本部での議論を通じて「幹部公務員法案」や公益法人への天下り・渡りへの新たな規制ルールなどに関して早急に結論を得たうえで、今国会での法案成立を実現し、改革のさらなる前進を図らねばならない。