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やすひさの独り言 Yasuhisa's Soliloquy 今一番伝えたい考えや想いをお伝えいたします

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2008/10/15(水) NO.486号 

食の安全の将来の担い手達(10月15日)

 朝の街頭演説、いくつかの朝礼などの後、愛媛県園芸大会に出席する。

 「愛媛県のみかんは和歌山県に抜かれた」とよく言われることがある。確かに「温州ミカン」だけで比べるとそのようだが、「柑橘」全体で見れば、相変わらず愛媛県は日本一だ。最近、差別化・個性化に加え地球温暖化対応の必要性もあって、せとか、はれひめ、紅まどんな、まりひめ、甘平、ひめのつきなど、かなり沢山のオリジナル品種が愛媛で開発され、いずれも凄くおいしい。出荷時期もいろいろなので、愛媛県は柑橘類を一年中切れ目なく出荷できる唯一の県のはずだ。大会の挨拶で、「柑橘王国愛媛」をさらに盛り立て、日本一の裸麦や瀬戸の小魚など、愛媛の食材の宝庫をもっと全国、世界に売り込もう、と訴える。

 一緒に廻っていた若いスタッフの母校が近くにあるというので、愛媛大学農学部の学食に立ち寄ってみた。久しぶりの学食に心が弾む。人気の焼豚ラーメン、これがまた美味しい!隣の女子学生さんはいずれも広島からだった。食後はバルコニー風の屋外カフェテラスで、学生さんといろいろな話題について話す。たまたま3回生が多く、就職に関しての悩みが多かった。さすが農学部なので、食品系に進みたい、という声が多い。最近の中国産輸入野菜の問題など、さすがに食の安全への問題意識も高い。大学で農業・生物・森林・環境などの分野をしっかり学んできた若者達と共に、日本の安心・安全な食を一緒に支えていこうと話す。出際に、男子学生達から握手を求められ、午後に向けての元気をもらう。