2008/11/14(金) NO.493号
ウサギとカメ(11月14日)
先日、心温まる興味深い柔道大会があった。「第一回米ちゃん杯柔道大会」だ。松山市にある「愛媛県三津浜柔道会」の中心的指導者の一人である山口米雄さんが提唱者。山口さんは今月8日に還暦を迎え、月末で会社を定年退職、今後は柔道一筋で子ども達を育てようとされている。ご長女は全国に7名しかいない女性柔道国際審判員でもある。
米ちゃんこと山口さんが企画したその柔道大会は、過去3年間、各種大会でベスト4に一度も入ったことのない子ども達だけを集めた大会だ。要は最近一度もメダルを取ったことのない子ども達にチャンスを、と言う趣旨だ。冒頭挨拶で山口さんはこう話しかけた。「ウサギとカメの話しを知っているだろう?人はそれぞれで、君たちは今のところ『カメ』だ。しかしカメは地道に努力を続ければ、最後はウサギを追い越してゴールに到達して、勝つ。だから君達には柔道を好きであり続け、いつも諦めずに頑張り通して欲しい。」
うーん、なるほど。試合が始まると、ちびっ子選手達は、普通の試合では見られないほどの気迫で相手に立ち向かい、全力で闘っている。優れた指導者とは、こうやって子ども達の秘めたる力を上手に引き出すのか、と頭の下がる思いだった。
米ちゃんこと山口さんが企画したその柔道大会は、過去3年間、各種大会でベスト4に一度も入ったことのない子ども達だけを集めた大会だ。要は最近一度もメダルを取ったことのない子ども達にチャンスを、と言う趣旨だ。冒頭挨拶で山口さんはこう話しかけた。「ウサギとカメの話しを知っているだろう?人はそれぞれで、君たちは今のところ『カメ』だ。しかしカメは地道に努力を続ければ、最後はウサギを追い越してゴールに到達して、勝つ。だから君達には柔道を好きであり続け、いつも諦めずに頑張り通して欲しい。」
うーん、なるほど。試合が始まると、ちびっ子選手達は、普通の試合では見られないほどの気迫で相手に立ち向かい、全力で闘っている。優れた指導者とは、こうやって子ども達の秘めたる力を上手に引き出すのか、と頭の下がる思いだった。
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