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やすひさの独り言 Yasuhisa's Soliloquy 今一番伝えたい考えや想いをお伝えいたします

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2009/02/13(金) NO.510号 

広島発、福山行き 最終こだま(2月13日)

 新幹線の中で目が覚めると、駅に止まっている。一瞬、どこにいるかも、置かれた状況も理解できない。しかし、直に分かった。松山から迎えの車が来ている、降りなければいけない岡山ではないか?!慌てて脱いで掛けてあった背広や読んでいた書類、カバンを取り、棚の上のオーバーと紙袋、を鷲づかみにして出口に向かって走る。通路で書類を落とし、床一面に紙が散らばる。発車のブザーが遠くで聞こえ、近くの人達の哀れみの視線を感じながら、書類を拾い上げ、出口に再度走ると、目の前でドアが閉まりつつある。次は広島まで行ってしまう。あああ。やっちゃったー。

 座席に戻り呆然としていると、まもなくして車掌さんが切符の確認に来る。「寝過ごしました。広島から岡山に戻れますか?」と聞くと、冷たく「深夜ですからもう無理です」と言われる。がくっ。迎えに来ているスタッフに電話をかけようとするが、殆どトンネルばかりで「圏外」が続く。車掌さんが戻ってきて「福山までなら戻れますよ」と言いながら小型時刻表を下さる。確認すると、確かに23:15分広島発最終の「こだま」に乗れそうだ。助かった!やっとつながった携帯電話で、迎えのスタッフに福山まで来てもらうように頼む。

 23:58分、福山着。迎えの車で一路松山に向かう。お陰で「しまなみ海道」を広島県側から初めて全線走る事ができた。もっとも、夜であるうえに強い雨と濃い霧で、美しい瀬戸内海は全く見えない。午前2時、松山の自宅着。毎日、全力で活動し、疲れていたであろう二人の若いスタッフ。いつも本当にありがとう。先輩代議士の依頼による愛知県岡崎市での講演出張の帰りに起きた、ちょっとしたハプニング。

 妻と息子からのアドバイスもあり、これからは新幹線に乗るときは携帯アラームをセットすることにしよう。