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やすひさの独り言 Yasuhisa's Soliloquy 今一番伝えたい考えや想いをお伝えいたします

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2010/03/13(土) NO.580号 

はだか麦を料理する (3月13日)

 朝一番に松山事務所で面会の後、国道11号線バイパス交差点で街頭演説。通りがかった親子の女性が、わざわざUターンをして車をとめ、激励に走り寄って来て下さる。「塩崎さん、頑張って!民主党では日本がダメになってしまう!」と熱い気持ちを頂く。私同様、国家の土台が揺れていることに危機感をもたれているのだろう。こうした方々のために頑張らないといけない。

 10時から愛媛調理製菓専門学校で第18回明恭塾。今日は、日本一の生産量を誇る愛媛のはだか麦について学び、料理する「はだか麦でクッキング」だ。昨年のはだか麦県別生産量シェアを見ると、愛媛県が39%で、大分県21%、香川県14%を大きく引き離し、23年連続全国一位。

 はだか麦は大麦の一種で、実と皮が容易に離れ、もむだけで皮がむけてつるつるした実が取り出せることからこの名が付いた、という。主な用途は味噌。今日の献立は、はだか麦で作った味噌を使って南予の郷土料理「さつま」、ならびに大根、ニンジンの味噌和え物、それにはだか麦を2割弱入れたご飯だ。

 愛媛学園の渡邉笙子理事長からはだか麦についてのお話しの後、食育インストラクターなどの資格を持つ大西先生の指導で、約30名の参加者共々、いざ料理。焼いた鯵の身と骨を分け、すり鉢で身をすり、味噌を混ぜる。骨は出汁を取りすり身に足してさつまの出来上がり。和え物にも挑戦。久し振りに手にした包丁で大根、ニンジンを短冊に切り、塩でもむ。水を切ってはだか麦味噌とお酢、砂糖、胡麻で和える。そうこうしているうちに、はだか麦ご飯も炊け、全員で「いただきます!」。ご飯の上にかけるさつまがとても美味しい。私の味付けの和え物も上出来だった。

 最後に全員が感想をひと言ずつ述べる。年配女性の中でも、さつまを作るのは初めて、という方もおられたし、今後は鯵だけではなく、いろいろな魚や季節の野菜を入れて作りたい、高齢者のためにも作ってあげたい、といった声が次々出る。私も、学生時代などかつてはテールシチューなどをよく作ったが、今日を契機にまた料理を本格復活します、と宣言。有言実行を目指そう。

 参加者全員同じ料理に挑み、何か嬉しい一体感が調理教室に広がる今日の明恭塾だった。