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やすひさの独り言 Yasuhisa's Soliloquy 今一番伝えたい考えや想いをお伝えいたします

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2010/03/05(金) NO.578号 

男の手料理で一杯(3月5日)

 11時から、私が座長を務める自民党成長戦略特命委員会の第3回会合を開催する。これまで二回にわたり政府の検討状況を聞いてきたが、今日から民間の有識者の意見聴取を始める。今日はATカーニー日本代表の梅沢高明氏が「『優雅な衰退』はあり得ない」と題し、危機感あふれる中、極めて明快な提言を頂く。「日本経済は構造改革の行き過ぎで低迷しているのではなく、『未完の構造改革』こそ本当の原因。大構造改革のチャンスをものにせよ。日本復活に残された時間は極めて少ない」と、力強く話され、参加議員は皆明るい表情になっていた。

 夕方松山に戻る。商工会議所青年部の全国大会が松山で開催され、明日の記念式典前夜の大懇親会にシニア会員として参加する。官邸時代お世話になった岡村日商会頭などの来賓を含め、4000人の参加者が、会場のひめぎんホールの使えるフロアーすべてにあふれている。全国からの若者達で、熱気ムンムンだった。

 続いて松山市内のある公民館で開かれている「男の料理教室」に少し遅れて加わる。今日の講師は松山市PTA連合会の中村和憲会長だ。昨年、来松された小渕優子少子化担当大臣と一緒に子育てに関するパネルディスカッションにも出てくれた私の友人。料理の腕がプロ並み、とは聞いていたが、今日はそれを目の当たりにして認識を新たにする。手作り味噌まで持ち込んでおられた。

 今日の献立は、酒のつまみになる中華料理。麻婆豆腐、青椒肉絲、焼き豚、エビチリ、鶏肉甘酢あんかけ、の5品。今日の料理方法は火を使わず、すべて電子レンジでの料理、という。電子レンジの所要時間は「食材100グラム=100秒」を目安にセットする、ということを初めて知った。肉の場合は約2割り増しの時間をかけるようだ。

 PTAの「お父さんの会」の面々10人弱が真剣に料理に挑戦。中には、初めて料理をする、というお父さんもいる。「お酢、大さじ3杯」にしても一升瓶からお酢を調理用のスプーンに入れるし、麻婆豆腐の豆腐も包丁でさいころ状に切らず、手で崩す、という大雑把、かつダイナミック。ざっくり男らしくて、いい感じだ。

 できあがった料理を、これまた男らしくお皿に盛りつけ、完成。となりの畳の部屋に移り、私もお相伴にあずかる。缶ビールで乾杯をして、皆の努力の成果を頂く。うまい!

 私もこの所忙しさにかまけて、ついつい遠のいていた料理だが、また復活してみよう、という気持ちになった今日の料理教室だった。皆さん、ありがとうございました。