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やすひさの独り言 Yasuhisa's Soliloquy 今一番伝えたい考えや想いをお伝えいたします

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2009/08/02(日) NO.537号 

自民党マニフェスト固まる!(8月2日)

いよいよ我が自由民主党のマニフェストも発表された。 私は「マニフェストなくして解散なし」と党内で政権公約の重要性を訴えてきたこともあり、志を共にする仲間と共に自民党のマニフェストに盛り込むべき目玉政策に知恵を絞ってきた。
先日も石原幹事長代理から電話があり、懸案となっているいくつかの重要政策について、「塩崎さんたちの見解をほぼ全面的に採用させてもらった。見て意見をほしい」と意見を求められた。時間はかかったが、成長戦略や霞ヶ関改革など、だいぶしっかりしたものが出来上がったように思う。

年金・介護など社会保障の抜本改革、子育て支援、地域医療の問題、地域経済の活性化、北東アジアの安全保障メカニズムの構築、官の既得権益の打破など我が国に課された課題はいずれも待ったなしである。単なるムードに押し流されることなく、正々堂々がっぷり4つの政策論争を行い、国民のみなさんに審判していただきたい。8月30日が投票日という異例に長い事実上の選挙期間ではあるが、政策論争を深めるという観点からはむしろ望ましいのかもしれない。

自民党マニフェストでは、雇用対策や経済成長に重点が置かれているのが大きな特徴だ。日本がこれまで以上の借金大国とならないようにするためには、「選択と集中」によって将来の成長分野に重点的な投資を行い、全体のパイを大きくしていかなければならないからだ。単なるばらまき政策でツケを子供にまわすようなことだけは避けなければならない。環境・エネルギーやバイオテクノロジーなど、将来の成長分野で日本が世界をリードできるところはいくらでもある。
また、日本が持つ唯一無二の資源である「人材」に着目し、特に若者が技能・技術を身につけられるように職業教育を強化することや、世界に通用する高等教育機関を創ることも必要だ。 松山の夏の日差しの中を日々歩いていると、日本の地方にはわくわくするような成長の種がたくさん眠っているなぁ、と強く感じる。これに、政治が少し手を差し伸べれば大きく化けるチャンスはいくらでもあるに違いない。

このような、未来に夢や希望をもたらすビジョンを描き、それを責任をもって実現することこそ、政治の大きな役割だ。さあ、日本の針路をかけて、思い切った政策論議をしようじゃないか。