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やすひさの独り言 Yasuhisa's Soliloquy 今一番伝えたい考えや想いをお伝えいたします

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2009/09/08(火) NO.544号 

立候補者全員での総括の場を(9月8日)

 午後三時から、党本部にて両院議員総会が開かれる。総裁から簡単な選挙総括とお詫びの後、幹事長報告、そして野田毅総裁選挙管理委員長より総裁選の予定について報告がある。

 総裁立候補者推薦人を20人から10人に引き下げる事について河野太郎代議士が動議を提出したが否決。また、今月16日の首班指名については、両院議員総会長名を書くことで決着。さらに、党再生に向けて期別の委員会を設けることも決まる。さあ、これから総選挙惨敗についての総括と、党再生についてのひらばの議論が行われるものとばかり思っていたが、何と会長は閉会を宣言、唖然とする。

 私が初当選した今から16年前、やはり自民党は下野した。その時の選挙直後の8階ホールで開催された両院議員総会では、マイクの前には若手、中堅議員が列をなし、二時間半にわたり次々と厳しい意見と党再生への道を執行部にぶつける熱い情景が展開された。16年前は、衆議院での比較第一党の地位は守りながらの下野であったが、今回は完全野党で、置かれた状況は比較にならないほど深刻だ。にも拘わらず党再生に向けた本格議論もなく終わる両院議員総会とは、一体どういう事か。危機感欠如も甚だしい。

 両院議員総会には中山太郎先生など、涙をのんだ前代議士も三名来られていた。なぜ自民党がここまで大惨敗をしたのか。私は、衆参議員だけでなく、今回惜敗された同士の皆さんも一堂に会し、その原因を率直かつオープンに討議するべきだと思う。そして、今後の党再生の道、党のアイデンティティーの再定義などについて、建設的、前向きな議論を、何時間かけてでも、何回でも、行うべきだと思う。

個人に対する責任追及は不要だ。もうそのレベルを超えている。党内の役職や立場、プライドは一旦捨て、自民党の再生のために身を賭す覚悟を持つ一人一人が集まり、明日への議論をすることが大切だ。

 できれば今週中、遅くても総裁選が始まる18日までには、衆参全議員、今回選挙立候補者全員に声をかけた大衆討議の場を設けることを提案する。