2010/12/08(水) NO.627号
厳しい現実を乗り越える決意・党改革(12月8日)
昨日7日、自民党本部で党改革委員会が開かれた。私が委員長となり準備会合を重ねてきたものだが、昨日の会議では、外部の調査会社に依頼して独自に実施した政党イメージ調査の結果の報告会が行われた。調査は民間調査会社に委託して11月6、7日に6小選挙区の有権者3000人を対象に行った。
その結果は、我々再生を志す自民党にとって厳しい内容だった。確かに次期衆院選の投票先については、民主党よりも自民党が上回った。しかし、自民党に何らかの反感を抱いている有権者は約6割で、「政権復帰を期待しない」との回答も「期待する」を上回った。民主党への反感は5割弱、みんなの党への反感は3割強であった。民主党は「政治とカネ」をめぐる小沢一郎元代表の問題で野党の追及を受けて防戦一方であるにもかかわらず、「クリーンなイメージ」で自民と民主を選んでもらうと、民主党に軍配が上がった。これだけ失態続きの民主党政権でありながら、まだまだ国民は自民党の復帰を手放しで歓迎するには強いためらいがあるのだ。
これが示す事実はただ一つである。「自民党はもっと変わるべき」と、国民はまだ強く感じているのだ。自由回答論を見ても、自民党のイメージに対し、「反省が足りない」「重鎮と派閥力学が支配している」など、旧態然の印象が、完全には払拭されていないのだ。
参加議員からは、「私の実感から離れている」「アンケート結果が信用できない」という声も上がった。もちろん政治家として、日々市井の中を駆け巡っている人達だ。かなり多くの有権者の声を聞いていることは間違いない。しかし、厳しい現実も受け入れながら、常に検証と改革を行っていかなければ、政党という巨大組織は発展しないばかりか腐敗していってしまう。「実態は違う」「本当は我々自民党は頑張っているのだ」などと言うだけではなく、お叱りの声に謙虚に耳を傾けることこそが、党再生の一番の近道であろう。
自民党に対するイメージを、「上げる」のではなく「変え」なければならない。民主党の敵失に浮かれることなく、厳しい内省と強い覚悟をもって、党の過去のしがらみをさらに払拭していかなければいけない。目下年初の党大会で強いアピールができるように、仲間と共に固い決意で検討を積み重ねていくつもりだ。
その結果は、我々再生を志す自民党にとって厳しい内容だった。確かに次期衆院選の投票先については、民主党よりも自民党が上回った。しかし、自民党に何らかの反感を抱いている有権者は約6割で、「政権復帰を期待しない」との回答も「期待する」を上回った。民主党への反感は5割弱、みんなの党への反感は3割強であった。民主党は「政治とカネ」をめぐる小沢一郎元代表の問題で野党の追及を受けて防戦一方であるにもかかわらず、「クリーンなイメージ」で自民と民主を選んでもらうと、民主党に軍配が上がった。これだけ失態続きの民主党政権でありながら、まだまだ国民は自民党の復帰を手放しで歓迎するには強いためらいがあるのだ。
これが示す事実はただ一つである。「自民党はもっと変わるべき」と、国民はまだ強く感じているのだ。自由回答論を見ても、自民党のイメージに対し、「反省が足りない」「重鎮と派閥力学が支配している」など、旧態然の印象が、完全には払拭されていないのだ。
参加議員からは、「私の実感から離れている」「アンケート結果が信用できない」という声も上がった。もちろん政治家として、日々市井の中を駆け巡っている人達だ。かなり多くの有権者の声を聞いていることは間違いない。しかし、厳しい現実も受け入れながら、常に検証と改革を行っていかなければ、政党という巨大組織は発展しないばかりか腐敗していってしまう。「実態は違う」「本当は我々自民党は頑張っているのだ」などと言うだけではなく、お叱りの声に謙虚に耳を傾けることこそが、党再生の一番の近道であろう。
自民党に対するイメージを、「上げる」のではなく「変え」なければならない。民主党の敵失に浮かれることなく、厳しい内省と強い覚悟をもって、党の過去のしがらみをさらに払拭していかなければいけない。目下年初の党大会で強いアピールができるように、仲間と共に固い決意で検討を積み重ねていくつもりだ。
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