2009/10/19(月) NO.554号
李登輝氏の自宅にて(10月19日)
午前10時、成田を発ち、台湾・台北へ向かう。前回海外に出張したのはたしか1年以上も前。羽田に帰国すると福田首相辞任の号外ニュースで大騒ぎになっていたのを思い出す。
今回の出張は、超党派の日台交流懇談会への参加のためで、自民党からは山本幸三代議士、林芳正参議院議員と私の3人、合計6人で出発した。午後3時から約2時間、李登輝元総統とご自宅にて懇談。坂本龍馬の船中八策に触れながら日本再生について語るとともに、台湾の位置づけについて自ら総統としてどういう法的整理をつけてきたかを熱く語ってくれた。また、今後台湾の主体性をどう確立しながら発展させていくか、今後どういう指導者育成をしていくか、世界の不可避的多元化に対し、世界、アジアの発展のためにIMFなどに代わって担うべき新たな問題解決の世界的枠組みとは何か、など、蕩々と持論を述べられる。お土産に「我是不是我的我」との揮毫(きごう)の入ったお皿を頂く。直訳すると「我は我だけの我ではない」、つまり「個人としての自分を超越し、人のため世のために尽くせ」というメッセージだ。
続いて場所を移し、亜東関係協会会長と懇談、会食。懇談では、人口600万人程度の台湾が200万人の移民を大陸から突然受け入れる事になった1949年以来、台湾、中国、日本、米国などがどういう軌跡を辿って今日を迎えているか、どのようにして平和と民主主義を守ろうとしてきたか、など分かり易く解説して頂いた。
明日は、まず馬英九総統と懇談を予定。その後、亜東関係協会、国家安全会議委員、国防部幹部、大学教授など10人程度とじっくり意見交換を午前、午後にわたって行う。また、台湾の外交・安保政策立案の要、といわれる国家安全会議秘書長の蘇起氏との昼食懇談が予定されている。その後、夜には帰国の予定。
今回の出張は、超党派の日台交流懇談会への参加のためで、自民党からは山本幸三代議士、林芳正参議院議員と私の3人、合計6人で出発した。午後3時から約2時間、李登輝元総統とご自宅にて懇談。坂本龍馬の船中八策に触れながら日本再生について語るとともに、台湾の位置づけについて自ら総統としてどういう法的整理をつけてきたかを熱く語ってくれた。また、今後台湾の主体性をどう確立しながら発展させていくか、今後どういう指導者育成をしていくか、世界の不可避的多元化に対し、世界、アジアの発展のためにIMFなどに代わって担うべき新たな問題解決の世界的枠組みとは何か、など、蕩々と持論を述べられる。お土産に「我是不是我的我」との揮毫(きごう)の入ったお皿を頂く。直訳すると「我は我だけの我ではない」、つまり「個人としての自分を超越し、人のため世のために尽くせ」というメッセージだ。
続いて場所を移し、亜東関係協会会長と懇談、会食。懇談では、人口600万人程度の台湾が200万人の移民を大陸から突然受け入れる事になった1949年以来、台湾、中国、日本、米国などがどういう軌跡を辿って今日を迎えているか、どのようにして平和と民主主義を守ろうとしてきたか、など分かり易く解説して頂いた。
明日は、まず馬英九総統と懇談を予定。その後、亜東関係協会、国家安全会議委員、国防部幹部、大学教授など10人程度とじっくり意見交換を午前、午後にわたって行う。また、台湾の外交・安保政策立案の要、といわれる国家安全会議秘書長の蘇起氏との昼食懇談が予定されている。その後、夜には帰国の予定。
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