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やすひさの独り言 Yasuhisa's Soliloquy 今一番伝えたい考えや想いをお伝えいたします

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2010/08/09(月) NO.608号 

わが友、逝く(8月9日)

 昨日朝6時過ぎ、「残念ですが、阿南正章君が今朝5時7分に亡くなりました」とのメールが、高校時代の親友、馬場憲治君から入る。阿南君は都立新宿高校の一年後輩、同じAFSで米国に留学、日本航空勤務だった。物静かにしていつもダンディー。人柄は思いやり深く、優しい目をして、いつも笑みを絶やさなかった男。新宿高校同窓生中心の塩崎後援会「朝陽後援会」の中心メンバーの1人で、ロンドン勤務中なども、私は出張の度に会っていた。

 帰国後、沖縄のトランスオーシャン航空出向中の2007年、石垣島でくも膜下出血で倒れてしまった。しかし、同島にたまたま良い医師がおられ、奇跡的に命をとりとめ、しばらくして東京に搬送することができた。その後も心臓の手術をするなどの困難を乗り越え、長嶋茂雄監督もおられた病院などでのリハビリに励み、一昨年末からは自宅療養に移っておられた。昨年末12月23日、私が妻とともにご自宅に見舞った。大変喜んでくれ、紅茶を一緒に飲みながら「もうすぐ外にも出られるようになるので、また君の応援をできるようになるよ」とまで言ってくれた。信じられないほどの回復ぶりで、私も久しぶりに気持ちが明るくなった。しかし、奥様を交えての歓談の後に一緒に撮った写真が最後の遺影となってしまった。その一週間後の1月1日、再び脳内出血で倒れ、意識が戻らぬまま、昨日旅立ってしまったからだ。

 わが友、阿南君、ありがとう。奥様やお嬢さん達の懸命な温かい看病があったといえ、つらい長期療養だっただろうな。よく頑張った。もうこれからは、天国で好きなブラジル音楽などを聴いて、のんびりして欲しい。いつかまたみんなで一杯やろう。

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