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やすひさの独り言 Yasuhisa's Soliloquy 今一番伝えたい考えや想いをお伝えいたします

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2011/05/08(日) NO.658号 

福島原発調査特別委を国会に、で一致

 今回の訪米の成果のひとつは、私が提唱している福島原発の事故調査特別委員会を、菅内閣が提唱しているように政府内に独立調査委員会を作るのではなく、議員立法によって国会に調査委員会を置き、完全独立性を持って事故経緯、原因解明、改善提案をすべし、という事で民主党、国民新党、社民党とも意見の一致を見たことだ。その対応ぶりに疑念を持たれている政府自らが、政府内に調査委員会を設置して、世界の誰が信用しようか。

 今大事なことは、今回の福島での経験を、世界の原発の今後の安全性のために資するよう、徹底した透明性を持って検証することだ。既に公明党、共産党、みんなの党には予算委野党理事懇談会で話してある。帰国後、直ちに動けるよう、連休明けの資料完成を既に法制局等事務方に指示している。

 5月5日の昼食は、つい先日までホワイトハウスで安全保障担当大統領補佐官を務めていた元海兵隊司令官、ジョーンズ氏ととる。かつて下地代議士とサンディエゴの海兵隊基地を視察した際、わざわざワシントンから飛行機で飛んできてくれ会談したことがある。下地代議士とは、沖縄の少年の心臓移植手術をジョーンズ氏の仲立ちで米国で実現させたほど近い関係だ。補佐官退任後、彼も使用済み核燃料処理に関するコンサルタントを行う予定だ、と言う。

 最大の発見は、彼が普天間基地の辺野古への移転案に慎重であることだった。この日の午後に面談したウェッブ、レビン両上院議員も、つい先日グアム、沖縄、東京、仙台を回ってきており、近々、国防長官に対し提言を行う、という。何か変化があるかもしれない予感を感じた。夜はワシントン駐在の日本のマスコミ各社の皆さんと夕食会。