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やすひさの独り言 Yasuhisa's Soliloquy 今一番伝えたい考えや想いをお伝えいたします

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2014/05/03(土) NO.792号 

日本への期待に応えるべし

 4月27日(日)は選挙の日。鹿児島2区の衆議院補選、沖縄市長選はいずれも自民党系候補が当選した。そして、何よりも、私にとって最も重要な松山市議会議員選挙もあり、定員43議席に対し60名が立候補する大激戦。しかし、自民党は現職4人、新人8人、合計12人の全員当選を果たし、第一会派奪還も実現した。
 
 自民党としてこの上は、今秋の松山市長選をも展望しながら、機能不全に陥っている松山市議会、松山市政を自民党と公明党とが中心となって立て直し、一人当たり所得の県内順位7番の汚名挽回、すなわち、松山市民の暮らしの再生、再建を図らねばならない。私も、自民党愛媛県連会長として、しっかり応援していく覚悟だ。

 28日朝一番の便で上京、成田空港に直行し、昼前の便にて米国・ワシントンDCに向かう。日本国際交流センター(JCIE)主催の日米議員交流プログラムに参加するためだ。参加することとした直接の理由は、今回、プログラム冒頭にJCIEと外交評議会の共催で「山本正追悼記念セミナー」が開催され、3つのセッションの最後の「日本の対アジア政策と国内政治」とのパネルディスカッションにぎりぎり間に合うので行くこととした。

 パネルでは、ジェラルド・カーティスコロンビア大教授のコーディネートで、民主党から古川元久代議士、風間直樹参議院議員、自民党からは小坂憲次参議院議員と私の4人がパネリストを務め、日本政治の右傾化、ナショナリズムの台頭と対アジア政策のあるべき姿、アベノミクスの可能性などについて議論。
 
 その後、議員交流プログラムにおいて上下両院の連邦議員や有識者多数と意見交換を行うとともに、私は個人的に、会議の合間を縫って連邦議員等7名、有識者7名、政府関係者1名と会談を行った。今回は特に意識して民主党議員と会うこととし、お会いした議員7人のうち6人までが民主党。大変意義ある意見交換ができ、人的つながりも深まったと思う。また、米国SEC(証券取引委員会)のホワイト委員長と初めての会談を行い、もっぱら国際会計基準の米国への導入方針について議論をする。ともあれ、グローバルに単一かつ良質な会計基準を実現する、との旗自体は全く降ろしていないことは繰り返して明言していた。ただ、日本ではすでに認められている任意適用を含め、今後具体的にどうするかはこれから詰める、と繰り返し、今年中の何らかの大きな方針発表に至るかどうかについても、定かなことは表明されなかった。

 5月1日午前、ワシントンDCのナショナル空港を発ち、ニューアーク経由で上海に向かう。二男の家族が3年ほど前から転勤で住んでおり、妻ともども PM 2.5 を含め、 最近の上海を久方ぶりに自分の目で見て来ようと思う。