2011/12/19(月) NO.692号
国会事故調査委、初会合
朝6時過ぎの新幹線で福島市へ向かう。国会事故調査委員会の第一回会合の傍聴のためだ。福島駅前のホテルの会場に着き、傍聴席に座る。傍聴する国会議員は私一人のようだ。政府の失敗は立法府に置く福島原発事故調査委員会が、政府からも、電力業界からも、政治からも独立して、事故原因等に関して徹底検証をすべき、と4月に唱えてから9ヶ月余り。委員会正式スタートにまたまた胸が熱くなる。
今日は委員会の運営規定や申し合わせ事項、調査ワーキンググループの構成等、今後の委員会運営に関する事の確認が主な内容。しかし最後に、福島第一原発の1〜4号機が所在する大熊町の女性商工会長でもある蜂須賀委員から、自身が被災者であると同時に、公正・中立な調査に努めなければならない委員でもあるという複雑な思い、昨日事故後初めて訪れた大熊町で、自宅に立ち寄ることもできなかった無念さや、本当の「安心、安全」を得るためには、しっかり調査するしかない、など感慨を述べられ、心を動かされる。徹底究明に期待したい。
昼に帰京し、車で移動し始めたところで、北朝鮮のキム・ジョンイル総書記が急逝したことがテレビニュースで報じられ、驚く。米国と北朝鮮との対話が水面下を含め進みつつある中でのこの一大事変。今後の展開は、安定化、不安定化のどちらにでも転ぶ可能性がある。まずはわが国の守りを引き締め、冷静に動きを見極めるための情報収集に注力し、わが国が、半島の安定化と拉致問題の解決に結びつく方向に、可能な限りの外交努力を払わねばならない。拉致問題を含め、混乱からチャンスを作り、それを活かしていくべきだ。
今日は委員会の運営規定や申し合わせ事項、調査ワーキンググループの構成等、今後の委員会運営に関する事の確認が主な内容。しかし最後に、福島第一原発の1〜4号機が所在する大熊町の女性商工会長でもある蜂須賀委員から、自身が被災者であると同時に、公正・中立な調査に努めなければならない委員でもあるという複雑な思い、昨日事故後初めて訪れた大熊町で、自宅に立ち寄ることもできなかった無念さや、本当の「安心、安全」を得るためには、しっかり調査するしかない、など感慨を述べられ、心を動かされる。徹底究明に期待したい。
昼に帰京し、車で移動し始めたところで、北朝鮮のキム・ジョンイル総書記が急逝したことがテレビニュースで報じられ、驚く。米国と北朝鮮との対話が水面下を含め進みつつある中でのこの一大事変。今後の展開は、安定化、不安定化のどちらにでも転ぶ可能性がある。まずはわが国の守りを引き締め、冷静に動きを見極めるための情報収集に注力し、わが国が、半島の安定化と拉致問題の解決に結びつく方向に、可能な限りの外交努力を払わねばならない。拉致問題を含め、混乱からチャンスを作り、それを活かしていくべきだ。
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