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やすひさの独り言 Yasuhisa's Soliloquy 今一番伝えたい考えや想いをお伝えいたします

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2016/08/03(水) NO.805号 

日本の未来を切り開くために

 本日、第3次安倍第2次改造内閣が発足し、厚生労働大臣の重責を再度拝命いたしました。
 
 平成26年9月に厚生労働大臣に就任して以来一年十一ヶ月のこれまでの間、様々な課題に直面しながらも、全力で職務に邁進できましたのも、これもひとえに長年にわたり多大なご支援を頂いております皆様のお陰様と、心より感謝申し上げます。これまでの経験を踏まえて、今後とも引き続き厚生労働大臣として国民の皆様の負託にこたえ、日本を力強く前進させて参る決意です。今後とも格別のご指導、ご鞭撻のほどを衷心よりお願い申し上げます。
 
 さて日本は現在、人口減少、労働力人口の減少、高い高齢化率、低い出世率、潜在成長力の低迷といった大きなさまざまな課題の中にあり、これらの課題いずれにも責任を持つ厚生労働省としては、考えられるあらゆる政策を総動員して、この難局を乗り越えていかなければなりません。
 
 これまでの約2年の在任中、人口減少を一億人で止める、との決意の下、「一億総活躍社会」を目指した働き方改革、子育て支援、介護環境整備や、子どもの権利擁護のための改正児童福祉法の成立、国際保健分野でのリーダーシップの発揮などに全力を尽くしてきました。
 
 また、20年先を見越した改革のための「保健医療2035」や「働き方の未来2035;一人ひとりが輝くために」、さらに「医療系ベンチャーをイノベーションの牽引車に!」といった時代を切り開く提言書の取りまとめを行い、その成果を実現するための推進本部等の立ち上げなどもおこないました。さらに、「働き方に関する政策決定プロセス有識者会議」、「同一労働同一賃金の実現に向けた検討会」、「データヘルス時代の質の高い医療の実現に向けた有識者検討会」等を立ち上げ、各方面で活躍中の有識者の皆様に、今後の改革について活発にご議論を頂くなど、着々と歩みを進めています。
 
 厚生労働省は、国民生活の保障及び向上、並びに経済社会の発展に寄与することを使命としています。この使命を全うするため、この2年間の経験を活かし、これまで以上の改革をさらに前進、具体化させていきます。皆様の引き続きのご支援、ご指導、ご鞭撻を心よりお願い申し上げます。
 
                    厚生労働大臣
                    衆議院議員 塩崎 恭久