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やすひさの独り言 Yasuhisa's Soliloquy 今一番伝えたい考えや想いをお伝えいたします

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2011/09/26(月) NO.678号 

「官高民低」の野田政権

本日、予算委員会で質問に立った。野田政権初となる本格的国会審議において、石原幹事長に続く自民党の二番手として野田政権の政治姿勢について質した。しかし、今日の答弁から浮き彫りになった野田政権の本質は、ひとことでいうなら

「官高民低」

すなわち、「官僚に手厚く、国民に厳しい」、「官僚の既得権益を守るため、国民に重い負担が回ってくる」、そんな総理の基本姿勢ばかりだ。

霞ヶ関の論理を優先した「官高民低」の姿勢は具体的答弁の中で繰り返しにじみ出た。

・仮説住宅に入れない被災者の気持ちも考えず、事業仕分けで自ら無駄と認定した朝霞の公務員宿舎建設再開に100億もの税金を投じる暴挙
・大規模な天下りを黙認しながら、改革派官僚をパワハラの末にクビにした姿勢
・原発事故の客観的な検証のため、国会に独立事故調査委員会を置く野党提案に対する無関心
・就任当初は脱原発を明言しつつ、最近では海外への原発輸出継続を認めるところまで発言を後退させた総理の原子力政策のぶれ
・独立性も一元性もなく、IAEAの安全基準に反する原子力安全庁構想

本日唯一まともな答弁と言えたのは、私の質問に対し、枝野経産大臣が東電の株主や債権者等のステークホルダーが相応の損失負担に応じない場合は、賠償スキームを凍結することも辞さないと明言したことだ。

いま、世界経済は、ヨーロッパから今にも押し寄せそうな第二のリーマンショックの波に恐れおののいている。全国の中小企業は震災、電力危機、超円高、空洞化と、相次ぐ危機的状況の中でぜいぜい息をしている状況だ。いくら震災のためとはいえ、こうした危機的状況の中で重い国民負担をお願いするためには、まず政治家や霞ヶ関が自ら身を切って無駄を削減する姿勢を示さないでどうする。それこそが政治的リーダーシップだ。

霞ヶ関の論理に取り込まれてしまった野田政権がいくら増税、増税を叫んでも、国民の理解を得ることは容易ではない。今からでも遅くない。野田総理には一日も早く目を覚まして頂き、霞ヶ関の方ばかりではなく、しっかり国民の方へ眼を向けた政治に取り組んでもらいたい。

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