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やすひさの独り言 Yasuhisa's Soliloquy 今一番伝えたい考えや想いをお伝えいたします

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2022/05/07(土) NO.874号 

CEPI初の国際親善大使に任命

昨日、ノルウェー・オスロにて、ワクチン開発促進のための官民連携パートナーシップであるCEPI(Coalition for Epidemic Preparedness Innovations、感染症流行対策イノベーション連合)がプレス発表を行い、理事会、科学的アドバイザリー委員会の新メンバーを公表すると同時に、初の国際親善大使に、私を任命した。今後は、ワクチン開発の「100日計画」の実現等に向け、その役割を国際的にも十分果たしていきたい。

In addition, CEPI is also pleased to announce the appointment of Mr. Yasuhisa Shiozaki (former Member of the House of Representatives, Japan; former Chief Cabinet Secretary in the Government of Japan; and a member of the Global Leaders Group on Antimicrobial Resistance) as CEPI's first Global Goodwill Ambassador, in recognition of his outstanding commitment to CEPI's mission and contributions to CEPI's establishment and growth over many years. In this newly created role, Mr. Shiozaki will represent CEPI internationally in a variety of forums, raising awareness of CEPI's mission, aspirations, and accomplishments.
「CEPIプレスリリース」

CEPIは、2017年1月、私も現職大臣として参加したダボス会議において正式発足をした。その前年9月、忘れもしないG7神戸保健大臣会合の期間中に、設立に向けた国際的議論が進みつつあることを私は初めて知り、直ちにこの組織の重要性を直感的に強く感じた。

日本も設立には是非とも中心的役割を担い、エボラ出血熱で混乱したグローバルヘルス分野において、世界的な感染症防護への備え構築に貢献すべし、と厚生労働大臣として厚労省に指示をした。後に財務省にも強く働きかけ、この類の組織として初めて全額厚労省が拠出、それも、5年間の複数年度コミットを財務省に飲ませる異例の扱いとなり、チャーター国中、第2位の拠出国として正式参加することとなった。

2020年5月のコロナ対策追加拠出でも第5位の拠出、今回、2026年までの第2期拠出では300百万ドルと、頭抜けて第一位の拠出国として、今後のワクチン開発を強力支援することとなった。それも、コロナではウィルスの同定から最初のワクチン承認まで326日かかったが、昨年6月の英国コーンウォールG7首脳会合では、ワクチン、治療薬、検査薬ともに承認するまで100日とするための科学支援への強力なコミットメントを行い、中でもCEPIの役割は大きい。その100日化プロセスにおいて、日本がどれだけ貢献できるのか、官民の英知を結集しなければならない。私も、世界の安心と経済社会発展のため、そして日本の世界貢献のため、引き続き努力していきたい。

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