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毎日新聞-2000年8月16日

党改革、年内が勝負(加藤氏も例外ではない。 提言のめねば推さぬ。)

-ずばり、自民党の危機はどこにありますか。
◆将来ビジョンを見せる政治をしていない。生活は、老後はどうなるというイメージすら持てない。特にいけないのは、税金の感覚が国民とずれていること。そごう問題も税をどう使うかという問題で、国民からみれば、なぜ納税者代表の国会議員が口角泡を飛ばし、970億円を捨てる事の是非を問わないのかという感覚を持ったはずだ。「自民党の明日を創る会」は9月から年末まで地方で対話集会や街頭演説に行き、何が問題なのか地方の声を聞いてくる。

-参院選はもう来年夏。悠長すぎませんか。
◆年内勝負だ。地方に行ってみれば大体、分かってくる。それでどうするんだって話になるし、そのうちに年末の組閣も出てくる。執行部から改革の動きも出てくるかもしれない。提言では、総裁直属の機関を早急に設置し、年内に結論をと言っている。

-森喜朗首相はどうすべきですか。
◆森さんは・・・。我々は執行部を倒すことを目的にしているわけではなく、党を変えようと言っている。どうしてもそうせざるをえないという話が出てくれば別だが。強力なリーダーシップが必要なのは認めるが、今は総裁なんだから、まずやる責務がある。

-改革してくれないなら退場を願うと。
◆そりゃ、そうだろう。

-派閥の親分は加藤紘一さんですが、創る会の中で加藤さんの賞味期限は過ぎているという声もありますね。
◆総合点では期限は過ぎていない。国を治めるということは一朝一夕に出来ることじゃない。加藤さんには日本の新しい政治を作ってもらいたい。

-加藤さんは、派閥順送りや年功序列を解消してくれますか。
◆我々は迫る、本当にやるんですねって。やるって言わないなら、推さないかも分からない。加藤さんといえども、我々の提言をちゃんとのめるのかどうかをやって、のめないのなら我々は推さない。

-塩崎さんも、派閥人事を否定しているのに、加藤派に属しています。
◆派閥のやり方も変えましょうと、僕は加藤さんにいろいろ言っている。例えば、森さん(続投支持)を早々と我々の意見も聞かずに決めたのはおかしいと。6月23日に派閥の幹部会で決めちゃった。ああいうやり方は極めて自民党的だ。

-民主党が所得税の課税最低限引き下げを提唱したり、公共事業を見直せと主張していますが、どう評価しますか。
◆課税最低限引き下げは賛成。納税感覚からいって、やっぱり国民は広く参加しないといけない。無駄な公共事業をやめろなんていうのは当然だ。

-民主党に共通点が多いのに、なぜ自民党にいるんですか。
◆僕は愛媛県から出てきている。応援してくれている人たちも感覚がぴったり一緒じゃないと。自分の政策を表現したいというのが与党にいる理由だから、あえて野党に行くはずがない。

-本来の「自民党的なもの」とは。
◆元々、共産党でも社会党でもない。反米でもない。宗教で固まっているわけでもない。その他の全部だった。「大きなその他」。日本の縮図みたいなものだ。人間社会は歴史もいきさつもある。いろんな人の考えをどうやってまとめるか、まとめるのが上手だったのは自民党だった。田舎と都会の対立はあるけど、これをどうしましょうかという話だ。