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朝日新聞-2000年5月10日

e-デモクラシー ネット上での政策論争展開中

ネットでリアルタイムの政策論争 - 読者も参加、総裁選挙の争点探る

 インターネット上で政治家や有識者が意見を交わす朝日「e-デモクラシー」が十日午前十一時から、「アサヒ・コム」を舞台にスタートする。

 討論には、自民党法務部会長の塩崎恭久氏、民主党政調会長代理の枝野幸男氏、公明党の桝屋敬悟氏(衆院地行委理事)、共産党の佐々木陸海氏(衆院安保委理事)の四人の政治家が参加。評論家で二十一世紀政策研究所理事長の田中直毅氏が議論の進行役をつとめる。

 ネット討論の開始にあたり、塩崎氏は「ほかの議員や一般の人たちと意見をぶつけあうのが楽しみだ。自分の考えを検証するよい機会にもなる」と語った。枝野氏は「限られた字数で誤解されることなく政策を伝えることができるか。それとスピードの勝負だ」。桝屋氏は「難しい問題が山積する時代に、ネット討論は重要な試みだ」。佐々木氏も「しんどい作業だけれど、ネットでの議論はこれからの一つの形だ」と抱負を語った。

 第一ラウンドのテーマは「所得税の課税最低限を引き下げるべきか」。進行役の田中氏は、所得税ゼロの人が納税対象者のうち二-三割にのぼる現状は、税負担の公平性を欠くと指摘。「無駄な財政支出を削ることを大前提に、課税最低限を引き下げる必要がある」と問題を提起した。

 税金はもっとも身近な課題のひとつだが、「増税」に結びつくと、選挙前にはどの政党も口が重くなる。参加した議員らは個人の立場で、メールを駆使して読者の疑問や意見にも答えようと準備を進めている。必ずしも党の見解にとらわれない自由なやりとりが期待される。

 朝日「e-デモクラシー」の議論のハイライトは、新聞紙上で随時紹介します。討論への参加は自由で、アサヒ・コム(http://www.asahi.com)または、直接「e-デモクラシー」のページ(http://www.asahi.com/e-demo/index.html)へ。個人の名誉を傷つける表現や、読者同士の批判は採用できません。同じ意見が重なった場合、こちらでまとめることもあります。

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