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やすひさの瓦版 Yasuhisa's Kawaraban やすひさの季刊誌をまとめています

2017/01/01

やすひさの瓦版(107号新年号)

一人ひとりが輝く愛媛、松山へ

(前例にとらわれない改革を)
厚労大臣に就任して、お陰さまで二年四ヶ月が経過しました。この間、前例にとらわれない改革へ向け、「保健医療2035」や「働き方の未来2035:一人ひとりが輝くために」といった時代を切り拓く提言書のとりまとめを行い、その実現のための推進本部等を立ち上げました。また、長年の課題であった「児童福祉法」改正を実現し、日本の法律に初めて「児童の権利」を定めました。家族ごと子どもを支援する、という大きな考えで、残る課題にも力強く取り組んでまいります。

(地域に根をはって)
私はこの間、常に愛媛、松山のことに心を砕き、児童養護、介護施設、障害者施設などの現場で、活躍も、苦労もされている皆様から生の声をお聞きし、政策に反映させるよう努めてきました。今後の地域における保健福祉改革においては、「地域共生社会」を基本コンセプトに掲げ、「他人事」になりがちな地域づくりを「我が事」として捉え、縦割りを排して「丸ごと」支え合う地域の機能を広げていく、「我が事・丸ごと」の改革を行ってまいります。
 
(働き方の文化を変える)
働き方改革は、女性や高齢者、障がいや難病のある方々お一人ひとりが輝いて生きるための最大のチャレンジであり、日本の企業文化を変える取り組みでもあります。経済の好循環を更に加速させ、経済成長の成果を、子育てや介護などの社会保障に分配する「成長と分配の好循環」を構築します。そのために、長時間労働の是正や、同一労働同一賃金の実現、生産性の向上や継続的な賃上げのための環境整備などに全力で取り組んでいきます。
 
(日本再生へ向けて)
日本の雇用情勢は、直近で、完全失業率が3%(21年5か月ぶりの低水準)、有効求人倍率が1.40倍(25年2か月ぶりの高水準)です。愛媛でもそれぞれ2.5倍、1.48%であり、好転しつつある経済の流れを止めるわけにはいきません。総人口や労働力人口の減少、高い高齢化率、低い出世率、潜在成長力の低迷といった、困難な局面で閣僚を務めることに大きな使命感を抱きつつ、政治家としての重責をこれまでにも増して忠実に全うしてまいる決意です。引き続き、皆様のご指導、ご鞭撻を心よりお願い申し上げます。