「成長戦略実行国会」で日本再生の先鞭を

10月15日から始まった臨時国会では、日本経済の成長戦略が大きな焦点となります。安倍総理が名付けた通り、まさに「成長戦略実行国会」です。私も今国会から衆議院予算委員会筆頭理事という、国会の主戦場で戦う任務を与えられました。これまで安倍政権を党側から支えてきましたが、今後は国会でも、日本復活のための前線に立つことになりました。
経済を再生させるためには、デフレからの脱却や、遅れている復興の加速化とともに、教育の再生、外交、安全保障の立て直し等、あらゆる重要課題に同時並行的に取り組んでいかなければなりません。これは、私達が政権を取り戻した時の、国民の皆様に対するお約束でした。
社会保障制度の財政的な基盤を構築していくためにも、強い外交力を展開していくためにも、安全保障の基盤をつくっていくためにも強い経済が必要です。国家の統治機構のあり方を変える、あるいは官邸主導を強化するという改革を断行しながら、経済、社会保障、外交、安保、教育、そして財政再建等、国家の土台を立て直す改革に着手し、与党として着実に実行していかなければなりません。
日本が競争力を失い、収益力を失った原因の一つには、やはり世界の変化のスピードについていっていなかったことが挙げられると思います。世界の国々が産業構造の大転換を図る中、日本だけがガラパゴス化して、変化から遠ざかってきました。
変化を実現するためには、日本のこれまでの慣行や風土、文化、慣習といった、根深い問題を解決していかなければなりません。これらを乗り越えていかない限り、アベノミクスも、あらゆる対策も一時しのぎに終わってしまうでしょう。
　「再び、強い日本へ。」　これは総選挙の際、私自身の選挙公約として、有権者の皆様にお示しした約束です。この実現のためには政府、自民党双方の「成長戦略」にあるような果断な改革を続けなければなりません。
引き続き緊張感を持って、全身全霊を尽くして頑張ります。皆様のご支援、ご指導の程、何卒よろしくお願いいたします。

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