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やすひさの瓦版 Yasuhisa's Kawaraban やすひさの季刊誌をまとめています

2013/05/11

やすひさの瓦版(第96号)

参院選を勝ち抜き、日本を取り戻す

かつて「ジャパン・アズ・ナンバーワン」とまで言われ、世界に圧倒的な強さを誇っていたわが国経済は、1991年のバブル崩壊以来停滞が続き、先進諸国の中で唯一長期低迷とデフレに呻吟し、「失われた20年」に苦しむ国、とまで評されるようになってしまいました。
 しかし、昨年9月以降、安倍自民党総裁が再登板し、金融政策の大転換をはじめ経済再生を最優先課題に掲げる中で株価は上昇し、円高も解消され始めてきました。総選挙勝利後の第二次安倍内閣発足以降、金融政策の「第一の矢」、財政政策の「第二の矢」との矢継ぎ早の政策断行により、国民も世界の投資家も、日本経済の将来への期待をすっかり変え、世界の当局者、市場関係者も熱い眼差しを日本経済に向けつつあります。
 しかし、長期経済低迷、デフレからの本格脱却は容易ではありません。これこそ、「第三の矢」の成長戦略が極めて重要、と言われる所以です。安倍総理は年頭の所信表明演説で、「これまでの延長線上にある対応では、デフレや円高から抜け出すことはできません。だからこそ、私は、これまでとは次元の違う大胆な政策パッケージを提示します」「財政出動をいつまでも続けるわけにはいきません。民間の投資と消費が持続的に拡大する成長戦略を策定し、実行してまいります」と宣言しました。
これは、今こそ次元の違う政策対応を断行するのだという覚悟を示したのと同時に、主役は「民」であって、民間企業等の知恵と情熱を尊重し、「官」は助っ人役や行司役に徹し、民間主導で自律的に回っていく経済を改めて作り直すことこそ、アベノミクスの真髄であることを、世に示したことになります。
アベノミクスの成功が持続的なものとして、本格的な日本再生がもたらされるためにも、来るべき参院選には必ず勝利しなければなりません。そして日本を完全に取り戻さなければなりません。
次の参院選は、そういう意味で、安倍総理による日本再生が完成できるか、それとも国会の「ねじれ」が継続し、本格的な改革を断念しなければならなくなるか、天下分け目の選挙となります。来たる参院選に向けて、これまでも格別なご支援を頂戴している皆様の、更なるご指導、ご鞭撻のほどを、何卒よろしくお願い申し上げます。