塩崎やすひさ | やすひさの独り言

NO.725号 2012/08/10
野田内閣を信任せず


 昨日は午後6時から衆議院本会議が開会され、野田内閣に対する内閣不信任案が採決された。

 まず冒頭に、長崎平和の日に対する黙祷。ここまでは同僚議員も皆出席していたが、その後一斉に退席。目の前を多くの同僚議員が通っていく中、私はそのまま残る。野田内閣に対する今国会、最初で最後の不信任決議案に賛成するためだ。小沢新党らのように消費増税に反対するためではない。日本の危機を克服するためだ。

 経済も外交もこの3年間でボロボロになってしまった。野田内閣の約一年間をみても、社会保障改革も経済再生も、抜本的な公務員制度改革も、そして成長戦略など、重要政策をことごとく実行せず、外交、安保もおろそかにし、ひたすら増税だけに邁進してきた。これ以上民主党政権に日本を任せられない。不信任の一票は、国民の声を代表する責務に従ったものだ。

 今のままでは自民党が「民主党平河支部」と呼ばれる日も近い。しっかりと対立軸を明確にしながら、日本の将来ビジョンを示し、国民に選ばれ、政権を担う期待を国民から集める政党へと再生しなければならない。私の昨日の覚悟が、その一石となれば幸いだ。
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