2008/04/09
バイリンガル・バイカルチュラルろう学校が開校【東京】
4年ほど前に、日本のろう学校では手話で教えていない、ということを知る。さらに、手話にも「日本手話」と「日本語対応手話」の2種類あることも知る。以来、全国からろう児達を集め、「日本手話」を中心に新しい教育を模索していたNPO法人「龍の子学園」の皆さんの、新しい学校を何とか作ろう、との努力を有村治子参議院議員と共に応援してきた。そしてついに今日、数々の苦難を乗り越え、共通言語が「日本手話」の学校が「学校法人明晴学園」として品川区に開校された。東京都が申請した「特区」における私立学校の誕生、だ。
「日本手話」を第一言語、「書記日本語」を第二言語としたバイリンガル教育をし、「ろう文化」と「聴文化」のバイカルチュラル(二つの文化)を学ぶ。まずは幼稚部、小学部合せて41名でスタートし、追って中学部も作られる。
日本手話で自分を表現する子供たちの生き生きとした表情が心に残った。 前途多難だろうが、応援をし続けたい。
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