塩崎やすひさ | ライブレポート

2018/07/24
生産性と正確性の向上を同時達成【シンガポール】

 シンガポールの国立タン・トクセン病院の薬局の先端振り(写真の背景)から学ぶ。まず、処方箋は医師から処方と同時に薬局に電子的に送られ、患者が薬局に到着する頃には、概ね調剤し終わっているように機械化、薬局待合スペースは殆ど不必要に。薬は、箱ごと渡すもの、錠剤を機械(米国製)がケースに入れて渡すもの、手作業でバラで渡すもの、に分かれており、手作業以外は、全て機械が仕分けて患者ごとのカゴに入って最後はロボット(シンガポール製)が患者に渡すカウンター後ろまでカゴごと運んでくれる。箱で渡す薬の仕分けは、小型の「自動倉庫」と同様のドイツ製機械装置が全て黙々と行い、その正確性は99.96%に向上、人間の作業より正確になったほか省力化の結果、薬剤師も患者とのベッドサイドでの対話などに時間を多く充てられるようになった、とのこと。
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