2005/12/04(日) NO.416号
欧州へ向け発つ(12月4日)
朝一便で松山を出、羽田経由成田へ。金曜日まで5日間の予定で欧州へ向け発つ。まず今日は、ウィーンに降り立ったのち、陸路、車で旧ユーゴの一部であったスロベニアの首都リュブリャナへ。第13回欧州安全保障協力機構(OSDE)外相理事会への出席のためだ。そもそも OSCE は、冷戦終局に伴いワルシャワ条約機構と NATO の加盟国同士の安保対話から始まったようだ。加盟55カ国に加え、日本、韓国など域外パートナー国11カ国、国連、EUなどが参加する。私は政府を代表して演説を行うと共に、会議の合間を縫って、ホスト国のスロベニアをはじめ、韓国、ドイツ、イタリア、カザフスタン、アイスランドなどの外相と会談を行い、日本との2国間関係、国連改革などにつき議論を深める予定。
火曜日夜にベルギー・ブリュッセルに移動。主な仕事は、水曜日夜に予定されている日・EU市民交流年のクロージング・レセプションへの出席だが、一日かけてEUや NATO の幹部と意見交換を行う。翌日、ロンドンに移り、私が日本側座長を務める日英21世紀委員会の英国側座長である、カニンガム議員(下院から上院に移られた、との情報あり)と来年3月の英国での会合について打ち合わせや政府要人との面談などの後、夜の便で帰国予定だ。
日本のマスコミなどでの取り上げ方を見ていると、我が国では米国に比べやや存在感が薄いEUだが、対日直接投資は米国を既に上回っているし、国際会計基準など、様々な分野でデファクト・グローバルスタンダード作りを通じて、米国に対抗する影響力行使に努めている。規制緩和要求にしても、「日本は米国の言いなりだ」などと言っている評論家が多いが、実はEUも殆ど同じ要求をしており、むしろ日本の現状と世界のギャップが問題になっている、と考えるべきなのだろう。EUに対しは、日本としてより緊密な対話が必要になっているはずだ。EUの現状をよく見てきたい。
火曜日夜にベルギー・ブリュッセルに移動。主な仕事は、水曜日夜に予定されている日・EU市民交流年のクロージング・レセプションへの出席だが、一日かけてEUや NATO の幹部と意見交換を行う。翌日、ロンドンに移り、私が日本側座長を務める日英21世紀委員会の英国側座長である、カニンガム議員(下院から上院に移られた、との情報あり)と来年3月の英国での会合について打ち合わせや政府要人との面談などの後、夜の便で帰国予定だ。
日本のマスコミなどでの取り上げ方を見ていると、我が国では米国に比べやや存在感が薄いEUだが、対日直接投資は米国を既に上回っているし、国際会計基準など、様々な分野でデファクト・グローバルスタンダード作りを通じて、米国に対抗する影響力行使に努めている。規制緩和要求にしても、「日本は米国の言いなりだ」などと言っている評論家が多いが、実はEUも殆ど同じ要求をしており、むしろ日本の現状と世界のギャップが問題になっている、と考えるべきなのだろう。EUに対しは、日本としてより緊密な対話が必要になっているはずだ。EUの現状をよく見てきたい。
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